QUESTION & DIALOG QUESTION & DIALOG

地球とわたしに
やさしい日々の過ごし方

Lifestyle for Planetary Good

複雑さに向き合い、
自分で判断できる「サステナビリティ」を

自然が好き。
環境への負荷を減らして暮らしたい。
次世代のために地球を残したい。

 

私たちは地球に住んでいて、その地球を守るためなのだから、本来であればサステナビリティへの取り組みは自分たちのために行うことだと思います。たとえ、個人にできることの影響は小さかったとしても、環境のために何かしたい。

 

心からそう願っているつもりではありますが、いざ具体的な行動を選ぶ際に、世間や社会の声、顔色を気にしていないかと言われると、NOとは言えません。環境は、くらしにおいて考えざるを得ない問題でありながら、なかなか自分にしっくりこない。

 

こうしたジレンマが生ずる理由のひとつとして考えられるのが、今の環境問題への対応は、他人が決めたNG事項をルールに従って避ける「減点法」となっているからではないかということです。例えば、環境負荷が大きいものは食べてはいけない。フードロスを発生させてはならない。CO2が発生するものを使ってはならない……。たくさんのNGを浴びながら環境問題に向き合うことに、息苦しさを感じてしまうのかもしれません。

 

もちろん、NGとされる項目の一つひとつには根拠が挙げられています。ですが、環境問題は複雑に入り組んでいて、矛盾する情報もあふれています。全てを理解することは難しく、腹落ちしないまま、人の目を気にして環境問題に取り組んでいることに、どこかモヤモヤを感じてしまうのではないかと思いました。

 

この“モヤモヤ”に向き合うにあたり、編集部メンバーはまず自分たちのくらしを振り返り、くらしを取り巻いている社会の「これはダメ」「こうあるべき」というNG事項、その背景で起きている複雑さに向き合ってみることにしました。

 

今回の特集では、個人の課題意識や“モヤモヤ”から企画を立て、取材を通じて得た視点や気づきを紹介し、「私にとって心地よいくらし」と、その先にある「地球にやさしくあること」の両立への取り組みに挑みます。

 

読者の皆さんにとって新たな気づきがひとつでもあることを編集部一同、祈っています。
ご感想はTwitterにて #地球にやさしく自分にやさしく でお待ちしています!

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